収入を上げるために施工管理に転職して国家資格を取得するのはあり?

「施工管理技士の資格を取ったらメリットはある?」
「国家資格を取ったらどれくらい収入が上がるの?」

ブラックな業界のイメージが強い事で有名な「施工管理」。

「国家資格が取れるからおすすめだよ」という無責任な言葉も聞いたことがあると思いますが
実際のところはどうなのか…

この記事では、現役キャリアアドバイザーとして
月間100件以上の面接を行う私が
施工管理に転職して国家資格である「施工管理技士」の取得をおすすめする理由を教えます。

この記事を読めば、国家資格の必要性と施工管理の将来性が全てわかります。

【結論】国家資格である施工管理技士を取得するのはあり

表題にある通り、施工管理技士の資格を取る事はこの日本において勝ち組といえます。

施工管理技士の中で階級は「2級」と「1級」が存在しており、
階級によって難易度は難しくなってきますが、得られるメリットは十分なほど。

施工管理技士の資格を持っている人は日本だけだと100万人〜150万人と言われています。

日本の人口は約1億2,500万人なので…約0.8%〜1%程度でございます。

100人に1人持っているかどうかというくらいの資格、やりがいがありますね。

誰もが避ける「3K」の職種なのに何でありなの?

施工管理の業界でよく言われるのが「3K:きつい・汚い・危険」。

ちなみになぜ上記の印象がついたのか、以下に記載しております。

きつい:長時間労働や現場の立ち合い、トラブル対応など
汚い:土埃や悪天候の影響は受ける
危険:高所・重機・足場などの影響で事故リスクは高い

最近は施工管理業界にかなり厳しい規制が入り働き方は大きく変わってきていますがN、

なぜ施工管理技士の国家資格を取ることが「あり」なのかを説明します。

理由①:難易度低めの2級施工管理技士は年収500万

2級施工管理技士の資格を持っていれば「主任技術者」という資格を保有することになり、
求人の相場として年収500万円は達成。月収でいうと約40万円は超えていきます。

資格手当の相場としては月5,000円〜2万円。

資格取得について、1次試験は約36〜45%で2次試験は約30〜40%、
業務経験があれば知識的にかなり有利になります。

理由としては、出題される試験問題が全て現場知識だからです。

2級建築施工管理技士の試験の参考になるソースを以下に添付しておきますね。
出典:2級建築施工管理技士の難易度は?合格率や合格ラインも紹介【2026年】

理由②:難易度高めの1級施工管理技士は年収800万

1級施工管理技士の資格を持っていれば「監理技術者」という資格を保有することになり、
求人の相場として年収600万円〜900万円となっていて、間をとった800万円程度で把握するのがいいでしょう。

資格手当の相場としては月1万円〜5万円と、2級より2倍〜5倍程度に上がります。

ちなみに、2級で保有する「主任技術者」と1級で保有する「監理技術者」の違いは
後半で説明しているのでご確認ください。

資格取得について、1次試験は約35〜45%で2次試験は約25〜35%、
国家資格の中ではかなり難しいレベルで実務経験がないとかなり厳しいです。

実務経験というのも、2次試験で「施工経験記述」の問題があり、
品質管理の工夫・安全監理・工程調整など…

実際の自分の経験をもとに問題に対して解答をするので実務経験は必須になります。

理由③:資格手当のある優良企業への転職が簡単すぎる

施工管理技士の資格を持っているだけで、企業側としては引く手数多です。

そもそも、施工管理の職業に就く人自体が少なくなってきており、2024年には477万人にまで落ち込みました。
出典:建設業界の人材不足はどれくらい深刻?データと対策を徹底分析

建設業全体の有効求人倍率はなんと約4.8倍。1人に対して5社から求愛されている状況。
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年1月分)」

ただでさえ人手不足な上に、2級や1級などの施工管理技士の国家資格を持っていれば
業界からはどんな待遇を払ってでもほしい人材でしょう。

特に1級の施工管理技士については、資格保有者がいるだけで大規模工事が受けられるので、会社としてはいてくれるだけで存在価値があります。

※2級と1級の施工管理技士の違いについては後述しておりますので、ご確認ください。

理由④:将来的にAIとうまく共存していける職種

施工管理の仕事は基本的に「現場の判断」「職人との調整」「工程管理」「安全監理」などです。

AIに任せられる部分が多そうに思えますが、現場では人の命が関わってきます。

AIがどれだけ優秀になったとしても、人の命を最後に預かるのは人なんです。

イメージとしては自動運転の車。システムが危険予知を行いながら車を動かしていきますが、人は運転席に座っていざとなったらブレーキの判断を行います。

それと同じで、うまくAIを使いながら人間としての仕事を効率化していくという点では
AIに完全に仕事を奪われない職業なんです。

理由⑤:マネジメントも学べば年収1000万円か独立も可能

1級施工管理技士は、大手ゼネコンで言えば所長や副所長クラスが持っています。

逆にいうと1級施工管理技士を取得すれば大手ゼネコンの所長クラスが目指せますし、
相場は年収の相場は700万円程度でボーナスは300万程度。

ついに1,000万円が余裕で見えてくる最強の国家資格なんです。

ちなみに、1級施工管理技士を持っているということは実務経験も豊富なはずなので
マネジメントにも特化している状況とも言えます。

そうなってくると、現場の管理・教育・マネジメントをこなせるということなので
さっさと独立して青天井の収入を目指すのがいいですね。

施工管理技士には階級とは別に7種類ある

これまで話してきた施工管理技士には2級と1級があり、それぞれ〇〇施工管理技士という形で
7種類存在します。

以下では、その7種類ある施工管理技士がざっくりどんな仕事内容で、我々の身近なものだと
どんな場所で目にするかを紹介しております。

種類①:建築施工管理技士

建物の工事を管理する建築施工管理技士。マンションやビル、住宅などの建築工事が対象となります。

具体的な現場で言うとマンション・商業施設・戸建住宅・オフィスビルなどです。

種類②:土木施工管理技士

人が生きていく上で絶対に必要なインフラ系の工事を管理する土木施工管理技士。

具体的な現場で言うと道路・橋・ダム・河川・トンネルなど、公共工事が多いのが特徴です。

種類③:電気工事施工管理技士

インフラ系とちょっと似ている電気設備の工事を管理する電気工事施工管理技士。

謡的な現場で言うとビルの電気設備・工場・太陽光発電・送電設備です。

種類④:管工事施工管理技士

配管や空調など、見えないところで人間の生活を支えている設備の工事を管理する管工事施工管理技士。

具体的な現場で言うと空調設備・給排水・ガス配管・消防施設・ビル設備系の企業で多いです。

種類⑤:電気通信工事施工管理技士

人によっては命の次に大切と言う人もいるのではないでしょうか。通信インフラ設備の工事を管理する電気通信工事施工管理技士。

具体的な現場で言うと光ファイバー・通信基地局・LAN工事・防犯カメラなどです。IT・通信系の企業が多いですね。

種類⑥:造園施工管理技士

街の人の居場所である公園や緑地などの工事を管理する造園施工管理技士。

具体的な現場で言うと公園・ゴルフ場・庭園・街路樹などです。人が趣味を楽しんだり、駅前のクリスマスの装飾のために存在する街路樹は彼らの支えがあって成り立っています。

種類⑦:建設機械施工管理技士

これぞ施工管理というイメージがあるかもしれません。重機を取り扱う工事を管理する建設機会施工管理技士。

具体的な現場で言うとダム・トンネル・大規模土木工事・ブルドーザーなどの重機を取り扱う現場です。

我々が何気なく暮らしていたり何気なく使っているダムやトンネルなど、彼らがいるから成り立っているです。

2級施工管理技士と1級施工管理技士の違いは?

2級施工管理技士は「主任技術者」、1級施工管理技士は「監理技術者」の違いがありますが、

それによって請け負える工事の規模や受注金額が大きく変わってきます。

2級施工管理技士は下請総額5,000万円以下の工事しか対応できませんが、
1級施工管理技士は下請総額5,000万円以上の大規模工事が請負可能です。

例えると、1級建築施工管理技士は下請総額8億円のマンションの工事が受注できますが、2級施工管理技士にはその資格はありません。

会社として大きな案件を獲得できる資格を持っている人がいることが
どれだけメリットがあるかわかりますよね。

【解説あり】転職市場で特に需要が高いのは建築・土木・電気

施工管理技士の中でも人気のジャンルがあります。一般的な転職市場でいうと以下の3つが当てはまります

建築施工管理技士
土木施工管理技士
電気工事施工管理技士

特に建築・土木は求人が圧倒的に多いです。理由については以下の通りとなっております。

理由①:工事の数そのものが圧倒的に多い

建設工事の中でも特に多いのが「建物を作る建築工事」「インフラを作る土木工事」ですよね。

例えば…建築施工管理技士の場合であれば
家を建てたりマンションを建てたり、新たしい商業施設や戸建ての家、オフィスビルなど。

土木施工管理技士の場合であれば
道路、橋、河川やトンネルなど、我々の触れる部分が多いです。

建築業の案件の多くがこの2つの分野が占めているので、必然的に施工管理の求人も多くなります。

理由②:建設会社の数が多い

至ってシンプルな理由ですね。日本の建設会社の多くは「建築会社」「土木会社」です。

よく自分が住んでいる街や地域で、苗字が使われた会社の看板を見たことがあるかと思います。
例:株式会社田中建設…など

企業数が多いということは求人の数も増えていくという構造なんです。

理由③:インフラの維持や再開発で仕事がなくならない

日本の多くのインフラは老朽化が進んできています。自分が住んでいる地域の道路など「急に綺麗になったな…」みたいな経験、ありますよね?

道路だけじゃなく、橋・トンネル・・上下水道・ビルなども古くなってきています。

インフラを維持するために建て直したり修繕することが絶え間なく続いていくので
基本的に工事の仕事がなくなるということはあり得ないんです。

まとめ:AIに取られないスキル・高収入が約束されている

施工管理の仕事は技術大国である日本を支える超重要な役割で、
施工管理技士はその中でもひっぱりだこな国家資格です。

皆さんも一度、会社から選ばれるのではなく
「御社はどんな待遇で私を雇ってくれるのかな?」と会社を選ぶ側になりましょう。

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